セ・リーグのクライマックスシリーズ第2戦は10月12日、2位阪神タイガースが本拠地・甲子園に3位広島東洋カープを迎え行われ、12回を戦い0-0の引き分けだった。
試合は阪神が能見、広島が大瀬良の投げ合いで始まった。昨年のクライマックスシリーズでは登板機会なく、チームが広島に敗れた能見。1年越しの登板に初回から気合いが入る。大瀬良もルーキーながら大舞台での登板に躍動する。
互いにランナーは背負うもののバックの堅い守りにも助けられ、スコアボードに0を並ていく。
両チーム一歩も譲らない投手戦。阪神は9回にクローザー・呉昇桓を投入。9回をピシャリと抑えると、その後も10回、11回と3イニング無失点。
最後は福原が12回を抑え阪神の引き分け以上が決定した。クライマックスシリーズの既定では勝ち星で並んだ場合、リーグ戦の上位チームが優先される。11日の試合に勝利していた阪神は、たとえ明日負けても3戦合計1勝1敗1分けとなり、この時点でクライマックスシリーズ・ファイナルへの進出が確定。
コールド既定により12回裏の攻撃を待たず試合が終わった。
この結果にファンは、
「2試合で福留のホームランだけって…」
「伝統の一戦か。メッセンジャーと能見を打てるかで決まるかな」
「しっかり勝って決めてほしかったなー」
次は巨人との日本シリーズ進出を懸けた試合だが、広島との2試合でホームランによる1点しか取れなかった打線を心配する声が多い。
クライマックスシリーズ・ファイナルステージは15日に開幕する。
《岩藤健》
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