2014年ツアー・オブ・北京、10月12日の第3ステージは延慶~千家店朝陽寺間の今大会最長の176km。万里の長城周辺の丘陵地帯をめぐり、山岳ポイントが7カ所設定されたアップダウンのあるコースだが、ラスト11kmは下った後に平坦な道が続いている。
20km地点過ぎでミカル・ゴワス(オメガファルマ・クイックステップ)、カールステン・クローン(ティンコフ・サクソ)ら6人の逃げが形成され、最大4分30秒のタイム差を築く。
メイン集団は厳しいコースで一時分裂しながらもこの6人を追いかけ、残り13kmの最後の上りのふもとですべての逃げを吸収する。
その後はアダム・ハンセン(ロット・ベリソル)らがアタックを見せるが、最後は79人まで人数が絞られた集団でのゴールスプリント争いに。チームスカイ、ジャイアント・シマノ、カチューシャ、ベルキンなどが隊列をコントロールする。
残り200mで第1ステージ2位のカレブ・ユワン(オリカ・グリーンエッジ)が先頭に立つが、後方からタイラー・ファラー(ガーミン・シャープ)がコース右側のスペースを利用してライバルたちをごぼう抜きし、後続に1車身差をつけて優勝した。ルカ・メスゲツ(ジャイアント・シマノ)が2位、ニコラス・マース(オメガファルマ・クイックステップ)が3位に入った。
これが待望の今季初勝利となったファラーは、序盤の中間スプリントも1位通過したおかげでポイント賞でもトップに立った。
総合上位陣の順位は変わらず、フィリップ・ジルベール(BMCレーシング)が首位を守っている。
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