2014年ツアー・オブ・北京、10月11日の第2ステージは大気汚染によってコースが短縮される事態の中、フィリップ・ジルベール(BMC)がステージ優勝を飾った。
コース変更が幸いし、ジルベールにとっては得意とする上りゴールとなり、総合首位にも浮上した。ジルベールは大会のプレスリリースを通じ、波乱の1日を振り返った。
「今朝は雨が降っていて、大気汚染がひどかった。僕たちは主催者、UCI(審判)と話し合った。ラスト30kmをキャンセルすることで、みんなが合意したんだ」
「いい判断だったし、ゴールは僕向きだった。それが避けられない状況だった。僕が選んだんじゃなかった。こういうゴールになって、仕事をやりとげたのはただラッキーだった。今日はとてもうれしいよ」
「(総合首位について)今回のチームはいい選手がそろっている。この状況をコントロールするけど、一日一日取り組むよ。ワールドツアーのポイントを獲ることが重要なんだ。僕たちはチームランキング3位で、この順位を守りたい」
「(コース短縮をレース)前に決定し、すべてが準備されるのはいいことだ。僕にとっては、(主催者らと)一緒に判断を下したのは初めての経験だった。大きな意味があるよ。過去何度も選手たちは話を聞いてもらえなかったからね。今日は、このスポーツにとって大きな一歩だった」
「(ステージ優勝は)簡単じゃなかったよ。コースガイドにゴール地点が載っていれば、ラスト5kmを調べられる。ここの情報はなかったんだ」
「運よく無線があったし、マッサーが下見をして、監督がコーナーの場所や風向きを教えてくれた。僕はただ待っていた。ファンレンスブルクに抜かれたがラスト100mまで待って彼を抜き返したんだ」
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