第98回ツール・ド・フランスが7月2日に開幕し、30カ国・198選手がパサージュ・デュ・ゴワ～モンデザルエット間の191.5kmを走る第1ステージに参加。ベルギーチャンピオンのフィリップ・ジルベール（28＝オメガファルマ・ロット）が初優勝するとともに総合成績でも首位に立ち、マイヨジョーヌを獲得した。
レースはパレード終了後の0km地点から100mで始まった。ヨーロッパカーのペリグ・ケムヌー、バカンソレイユのリューウェ・ウェストラ、FDJのジェレミー・ロワがアタック。19km地点で6分30秒差をつけた。
後続の大集団は、ジルベールを擁するオメガファルマ・ロットがペースメーク。3選手を残り19kmで捕らえると、最後はカンチェラーラ、エバンスなどを制してジルベールが優勝。
3年連続4度目の総合優勝を目指すスペインのアルベルト・コンタドール（28＝サクソバンク）は残り9km地点で発生した落車の影響で第二集団となり、1分20秒遅れた。
初制覇をねらうルクセンブルクのアンディ・シュレック（26＝レパード・トレック）はコンタドールよりも遅れてゴールしたが、ゴール手前の落車により停車を余儀なくされたことで、救済ルールによりメイン集団と同じ6秒遅れのタイムが与えられた。
《編集部》
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