「世界一楽しめるハードエンデューロ」と標榜されるレッドブル・シー・トゥ・スカイに、日本が誇るハードエンデューロランカー田中太一が参戦。
今季は6月のエルズベルグロデオを完走ならず、田中にとっては雪辱戦となる。日本人初のシー・トゥ・スカイ参戦であり、情報もほとんどない中で、田中はビーチレースに焦点を絞って1か月以上しっかり乗り込んだとのこと。
事前に得られていた情報では、モトクロス然としたビーチレースの予定だったが、蓋をあけてみればタイヤや、丸太、はたまた自動車がビーチに埋まっていたり、船の下を通るなど、難易度の高いエンデューロクロス。
それでいて、サンドの直線は200mほどもあり、超ハイスピード。このラウンドを田中は14位で終えることになる。
2日目のフォレストレースでは、田中は構えて後半に体力を温存。しかし、これが徒となってしまう。田中にとっての難所は特になく、余力を残してのタイムアタックとなってしまった。リザルトは、14位。3日目のスタート列順を決めるための順位であり、田中は2列目スタートを強いられる。1列目とのスタート時間差は2分。
3日目、メインのオリンポスマウンテンレースは「常に力をいれて走るようなラウンドで、充実感こそあったものの、上位を狙うことはかなわなかった」と田中の言葉。トライアル世界選手権をまわっていた時代もライバルであったベン・ヘミングウェイと、フィリップ・ショルツとバトルを展開しながらフィニッシュ。最終的にも14位となった。
《岩崎 誠@レスポンス》
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