スペイン・ポンフェラーダで開催された世界選手権ロードは最終日となる9月28日に、メインイベントの男子エリートロードレースが18.2kmx14周=254.8kmのコースで争われた。
雨が降ったりやんだりする難しいコンディションの中、204選手がスタート。1周目に4人の逃げが決まり、最大15分30秒の差を築くと、メイン集団はポーランド、そしてイタリアが追走のコントロールを始める。
残り4周で逃げ集団が捕まると激しいアタック合戦が展開され、一時はトニー・マルティン(ドイツ)も単独での逃げを見せた。
最終周に入ると、ミカル・クビアトコウスキー(ポーランド)が集団からアタック。残り5kmの上りでアレッサンドロ・デマルキ(イタリア)ら先頭に飛び出していた4人を追い越すと、そのまま下り区間も独走を続ける。最後は激しく追走するライバルたちを振り切って、見事にポーランド人初の世界選手権優勝を飾った。
追走集団は1秒差でゴールし、サイモン・ゲランス(オーストラリア)が2位、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)が3位に入った。バルベルデは世界選手権6度目の表彰台だが、いまだ優勝には手が届いていない。
日本勢は清水都貴(ブリヂストンアンカー)が20分22秒遅れの94位で完走、新城幸也(ヨーロッパカー)と土井雪広(チーム右京)はリタイアに終わった。
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