サイクリングイベントのツール・ド・東北 2014が9月14日に宮城県の三陸沿岸で開催されました。
今回、そのスタート&ゴール地点の石巻専修大学から南三陸町旧防災庁舎までの往復およそ150kmをロードバイクで実走取材。一般参加ライダーの皆さんと一緒に走った様子を数回に渡ってレポートします。今回はエイドステーションの食べ物の話です。
今大会は約20kmごとにエイドステーションが設けられていました。最短コース60kmの女川・雄勝フォンドが2カ所、100kmの北上フォンドが4カ所、170kmの南三陸フォンドが7カ所、最長コース220kmの気仙沼フォンドが9カ所です。
各エイドステーションでその地域自慢の品が補給食としてライダーに無料で提供されます。スタートの石巻専修大学からUターンしてきた南三陸町旧防災庁舎の間にあったエイドステーションは第1、第2、第3、第8、第9の合計5か所。
エイドステーションはどこも大にぎわい。それもそのはず、サンマのつみれ汁、焼きホタテ、銀ザケの唐揚げ、シーフードカレー、フカヒレスープ、茶碗蒸しなどが食べられるのだから!
優しい味のつみれ汁、目の前で焼いているホタテ、カリカリの唐揚げ、ボリュームのあるタコ入りカレー、温かいフカヒレスープ、甘めに作られた冷やし茶碗蒸し。サイクリングしながらこんなに食べられるのは幸せです。
休憩を終えたライダーたちは次の美味しいごちそうを求めて、再びペダルをこぐのでした。
ちなみに南三陸町旧防災庁舎の先にあり今回立ち寄ることのできなかった4つのエイドステーションでは雁月(がんづき)、2色のおにぎり、サンマの蒲焼丼、わかめまんじゅう、わかめスープが振る舞われたそうです。沢山走った人だけが食べられる特権ですね。
エイドステーションではバナナやエネルギーバーも配ってくれます。美味しい補給食のおかげで、自前のゼリーなどは全く食べませんでした。
《五味渕秀行》
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