2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月11日の第18ステージはアエストラーダ~モンテカストロベ間の157km。終盤に向けて総合上位陣の激しい争いが展開された。
最後の上りの手前に設定された中間スプリントは、クリストファー・フルーム(スカイ)がモビスターのアシスト陣と争い2位通過。ボーナスタイム2秒を獲得した。
2度目のモンカストローベの上りに突入すると、クリストフ・ルメベルとジェローム・コッペルのコフィディス勢、そしてワレン・バルギル(ジャイアント・シマノ)などが積極的に仕掛ける。
しかし、残り4kmを切ったところで総合トップ5の争いが本格化。まずは5位のファビオ・アール(アスタナ)がアタックし、コッペルを抜いて単独先頭に立つ。
残り2kmでは総合3位のフルームが加速し、アールに合流。後方ではマイヨロホのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、総合4位のホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)のスペイン勢3人が約10秒差で激しく追走する。
2級山岳の山頂を越えてほぼ平坦となったゴール前で、先頭2人がスプリントで争い、アールが今大会ステージ2勝目を獲得した。フルームは1秒差で2位。
スペイン勢3人は13秒差の同タイムでゴールし、バルベルデが3位、ロドリゲスが4位、コンタドールが5位に入った。
この結果、総合ではコンタドールが首位を守ったが、ゴールでのタイム差12秒とボーナスタイム8秒を稼いだフルームが1分19秒差の2位に浮上。バルベルデは1分32秒差の3位に後退した。
コンタドールは複合賞でも新たにトップに立った。山岳賞はポイントを加算したルイスレオン・サンチェス(カハルラル)がキープし、敢闘賞も受賞。ポイント賞もジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)が守っている。
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