2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月8日の第16ステージでマイヨロホのアルベルト・コンタドールはブエルタ通算6勝目となるステージ優勝を挙げ、総合争いでのリードも拡大した。
最後の上りに突入する前、ドライ用のタイヤを履いたバイクに交換したコンタドールは、残り4kmでのクリストファー・フルーム(スカイ)のアタックにただひとりついていく。さらに残り1kmでは自らのアタックでフルームを15秒引き離し、トップでゴールした。
これでボーナスタイム10秒も獲得したコンタドールは、総合2位アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)との差を31秒から1分36秒へと拡大。総合3位のフルームとの差も1分39秒と広げ、ブエルタ3度目の総合優勝にまた一歩近づいた。
チームを通じ、コンタドールは次のように語っている。
「すべてのライバルを引き離せたし、総合争いで貴重なタイム差も奪えた。フルームより15秒前でフィニッシュした。彼は十分に回復したようだし、今はすごいペースで走っているよ。今日の僕は調子がよかったし、アタックのチャンスが来るまでフルームについていった」
「スカイが集団前方で速いペースをキープしていた。今日のようにフルームがペースを変えたときは、ついていくのが難しいんだ。でも、彼の動きについていく自信はあったし、次にやったことはホアキン(ロドリゲス)とアレハンドロが遅れたのを確認したことだ。そして、自分の瞬間を待っていたんだ」
「天気予報と昨日の経験から、濡れたアスファルトは難しかったから、雨用のチューブラータイヤで走っていたんだ。でも、雨が降らないとわかったから、ドライ用のチューブラータイヤに変えたんだ」
「ライバルはまだたくさんいるけど、今日は自信になった。これからは重要な休息日だ。明日は1時間半のトレーニングをする。約50kmだね。お約束のコーヒー休憩もあるよ」
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