2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月5日の第13ステージはベロラド~オブレゴン・パルケデカバルセノ間の188.7km。レースは終盤の戦いに突入した。
残り20kmでルイス・マテマルドネス(コフィディス)、マキシム・メデレル(ヨーロッパカー)の追走2人がメイン集団に捕まり、後方ではケニー・エリッソンド(FDJ)がリタイアとなった。
山岳で抜け出した先頭5人からは、アレクセイ・ルチェンコ(アスタナ)が残り15kmで単独アタック。しかし残り7kmで捕まり、勝負はメイン集団の争いにゆだねられた。
残り2.5kmの上り坂に入ると何人かの選手がアタックを仕掛け、ここからダニエル・ナバロ(コフィディス)がひとりで抜け出す。
後方ではダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ)、クリストファー・フルーム(スカイ)らがアタックを試み、さらにダニエル・モレノ(カチューシャ)が激しい追走を見せるが、あと一歩及ばず。ナバロが逃げ切って、グランツール初勝利を飾った。
2秒差で2位はモレノ、3位はウィルコ・ケルデルマン(ベルキン)。総合上位陣は5秒差の4位集団でゴールし、順位に大きな変動はなかった。
この結果、総合首位のマイヨロホはアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)がキープ。その他のジャージも動かず、ポイント賞はジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)、山岳賞はルイス・マス(カハルラル)、複合賞はアレハンドロ・バルベルデ。敢闘賞はルイスレオン・サンチェス(カハルラル)が受賞した。
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