ドーピングとは運動パフォーマンスを高めるために医療行為なしに薬を飲んだり、血液を操作したりすることと認知されているが、自転車界では「メカニカルドーピング」が行われているのではというウワサが数年前からある。
これはフレーム内部にモーターを内蔵してペダリング出力をアシストしているのではという疑惑。これまでにも不自然な動きをするマシンや選手が動画にとらえられて注目されたが、ブエルタ・ア・エスパーニャでカナダ選手が落車したとき、その直後にゼンマイ仕掛けのように路面を動くロードバイクの動画がアップされている。
国際自転車競技連合はこの動画に着目して所属チームのロードバイクを検査したが、違反は見つけられなかったという。これまでもレース会場に特別発注のX線検査機を持ち込んでマシンチェックを行ったことがあるが、いまのところ機械ドーピングの事実はなく、ウワサにとどまっている。
《編集部》
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