「自転車の楽しさを感じてもらう」JrIDE PROJECT ブラッキー中島氏 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「自転車の楽しさを感じてもらう」JrIDE PROJECT ブラッキー中島氏

スポーツ 短信
ブラッキー中島氏(左)、栗村修氏
  • ブラッキー中島氏(左)、栗村修氏
JrIDE PROJECT (ジェイ・ライド・プロジェクト)が軸の一つとして考えるのは、自転車に乗る楽しみを感じること。

ウィラースクール主宰としてサイクルスクールに造詣の深いブラッキー中島氏がジェイ・ライド・プロジェクト発足発表会で講演を行った。

交通ルールを説く自転車教室は自治体や学校などで行われているが、自転車に乗るための技術を教える教室が無く子供たちが自由に自転車に乗る安全な場所もない。そこで中島氏自らがベルギーのサイクルスクールのスキルを持ち込み立ち上げたのが「ウィラースクール」だった。

スクールでは一本橋やスラローム、片手離しなど交通安全教室では教えないスキルを中心に教えているが「片手離しが出来ない子が多いことに驚いた」(中島氏)という。

交通マナーでは手を離してはいけないと教わるが、逆に片手も離せないまま一般道を走る事を危惧している中島氏。安全な場所で自転車を楽しく乗り、子供たちに自転車を好きになってもらうことを目的としている中島氏がジェイ・ライド・プロジェクトの中でキッズスクールを始めとする子供たちへの自転車の普及を行う。

「0から100にはならないが、1になれば100にも200にもなる。僕がするのは0を1にすること」(中島氏)と自転車に対する知識がない子供たちに自転車の楽しさを感じてもらうことを目指す。

自転車競技の普及、自転車文化への貢献はプロジェクトにとっても命題であり、先ず自転車を楽しみ好きになる事、そこから競技へのアプローチが始まっていくのだろう。
《高橋智宏》

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