【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】第3ステージはマシューズが優勝、ボーナスタイムで総合首位に躍り出る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】第3ステージはマシューズが優勝、ボーナスタイムで総合首位に躍り出る

スポーツ 短信
ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ
  • 優勝したマシューズ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ)
  • 5人の逃げ集団(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ)
  • 5人の逃げ集団(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ)
  • 単独アタックを決めたマス(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ)
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第3ステージ
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スペイン全土を舞台に3週間かけて行われるステージレース、第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ。第3ステージがカディスからアルコスデラフロンテラまでの197.8kmで行われ、マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)が優勝した。

中盤にカテゴリー3級の山岳ポイントが4つ連なるこの日、スタート直後から5人の選手が逃げた。ダニーロ・ウィス(BMCレーシング)、ルイス・マス(カハルラル・セグロスRGA)、ジェローム・クザン(ヨーロッパカー)、ジョナタン・フュモー(IAMサイクリング)、それに前日も逃げに乗ったジャック・ファンレンスブルク(MTN・クベカ)だ。5人はメイン集団との差を最大8分に広げる。

メイン集団ではオリカ・グリーンエッジの選手たちが積極的に先頭を牽いていた。総合成績でトップから6秒差の総合8位にマイケル・マシューズがいるからだ。マシューズが区間優勝を挙げるとボーナスタイムにより総合首位に躍り出ることも可能。そのための動きだ。

山岳地帯に入り、残り72kmほどでマスがペースを上げて一人旅が始まる。単独になり山岳ポイントを稼いでいく。しかしペースを上げていた後続はタイム差をどんどん縮め、平坦区間に入りゴールまで25kmを残してマスは吸収される。

逃げをすべて捕まえ落ち着きをみせた集団から、残り12kmでアダム・ハンセン(ロット・ベリソル)が単独アタック。今大会で10大会連続となるグランツール完走も期待されるハンセンだが、残り8kmで吸収される。集団はジャイアント・シマノ、オメガファルマ・クイックステップなどが前を牽く。

第2ステージはゴールまで残り2kmがゆるい登り坂になっている。アルコスデラフロンテラの街にやってきた集団から、最初に先頭に出てきたのはジャンパオロ・カルーゾ(カチューシャ)だ。

残り1km、カルーゾは軽快なペダリングでアタックが決まったかのように見えたが、ダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ)とマシューズが追ってきた。最後のスプリント勝負でマシューズが区間優勝をもぎ取り、ボーナスタイムにより総合リーダージャージのマイヨロホも獲得。オリカ・グリーンエッジ狙い通りの結果を出すことができた。

第3ステージは前半は平坦、後半にカテゴリー3級と2級の山岳ポイントがひとつずつある。2級の峠を越えてもしばらくアップダウンが続き、それから一気に下ってゴールだ。

大会は総距離およそ3240km、9月14日まで全21ステージで行われる。
《五味渕秀行》

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