第14ステージがグルノーブルからリスルまでの177kmで行われる。
今大会、最高標高地点となるアルプス山岳ステージではおなじみの峠、イゾアールを通過する。もちろんカテゴリー超級の山岳ポイント、平均勾配6%を19kmを上り、標高は2360mに達する。ちなみにスタート地点のグルノーブルの標高は312mだ。
ゴールのリスルは1級の山頂ゴール。平均勾配6.9%、12.6kmを選手たちは駆け上る。
第13ステージで総合リーダー、マイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)が区間優勝する一方、総合2位だったリッチー・ポート(オーストラリア、スカイ)は失速して総合16位へ後退。
総合2位に浮上したアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)もニーバリとの総合タイム差は3分半以上。総合優勝争いはニーバリのひとり勝ちになろうとしている。
しかし何が起こるかわからないのがツールだ。アルプス頂上決戦最終日、リスルで笑うのは誰だろうか。
《五味渕秀行》
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