前日の第7ステージ、IAMサイクリングは総合争いのエース、マティアス・フランクを左大たい骨骨折で失った。フランクの手術に付き添ったチームのミハエル・テタスGMは、選手、スタッフにメールを送り、発破をかけた。「これからの目標はステージ優勝だ」と。
この方針転換に応えるようにフランスのベテラン、シルバン・シャバネルが第8ステージで序盤から動いた。終盤の山岳でも、最初にアタックを見せた。最終的にビエル・カドリ（アージェードゥーゼル）に勝利を奪われ、集団にも飲み込まれてステージ10位でゴールしたが、シャバネルは自らのチャレンジに手ごたえを感じていた。チームから発表されたコメントは以下の通り。
「落胆しているけど、満足もしている。カドリは勝利にふさわしいよ。上りの最も勾配の険しい区間で僕よりも強かった。僕はこのステージをチェックしていた。逃げに入りたかったんだ。それは成功し、最終的に10位に入れたのは、最悪というわけじゃない」
「ニキ・テルプストラと協力できたのは、よかった。最初の40分間は、平均約60km/hで走っていたんだ。その間に多くのエネルギーを消耗したけど、それがこのスポーツなんだ。落ち込んではいないし、また勝負するよ。回復できれば、明日はどうかって？ 僕はベストを尽くすし、一度は成功が自分のところに来ることを願っている」
《》
page top
