7月12日(土)第8ステージ:トンブレーヌ~ジェラルメ・ラ・モズレーヌ(161km)
雨脚がやや弱まる中、レースは終盤の山岳地帯へ。残り22km、最初の上り区間でカドリが先頭に立ち、そのまま2つの2級山岳をトップ通過する。
山岳ポイントの通過順位は、以下の通り。
残り19km(142km地点)2級山岳:ラ・クロワ・デ・モアナ
1.ビエル・カドリ(アージェードゥーゼル)5ポイント
2.シルバン・シャバネル(IAMサイクリング)3
3.サイモン・イェーツ(オリカ・グリーンエッジ)2
4.ニキ・テルプストラ(オメガファルマ・クイックステップ)1
残り11km(150km地点)2級山岳:グロス・ピエール
1.ビエル・カドリ(アージェードゥーゼル)5ポイント
2.シルバン・シャバネル(IAMサイクリング)3
3.サイモン・イェーツ(オリカ・グリーンエッジ)2
4.ニキ・テルプストラ(オメガファルマ・クイックステップ)1
メイン集団はティンコフ・サクソがペースを上げ、人数を絞っていく。しかし、カドリとのタイム差は最後の3級山岳の上りまで4分前後と変わらない。
カドリはそのまま逃げ切って、うれしい自身初のツールのステージ優勝。今大会初のフランス人ウィナーともなった。
メイン集団では、最後にアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)とマイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が激しく争い、他の有力選手は遅れていく。結局、コンタドールがトップから2分17秒遅れのステージ2位、ニーバリはそこから3秒差をつけられて3位となった。
総合順位も動き、首位のマイヨジョーヌはニーバリが守ったが、コンタドールは2分34秒差の6位まで浮上した。マイヨベール(ポイント賞)はサガンのままで、マイヨブラン(ヤングライダー賞)はミカル・クビアトコウスキーに移動した。山岳賞のマイヨブランアポアルージュは最後の3級山岳でも2ポイントを加算したカドリが獲得し、また敢闘賞も受賞した。
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