第8ステージ、ビエル・カドリ(アージェードゥーゼル・ラモンディアル)が今年のツールでフランス人初のステージ優勝を挙げた。
アタック合戦が繰り返されたステージ序盤、カドリは先に逃げていたシルバン・シャバネル(IAMサイクリング)とニキ・テルプストラ(オメガファルマ・クイックステップ)に40kmすぎで追いついた。
終盤のボージュ山脈での戦いでは、ライバルの作戦と実力を冷静に読み切って、単独逃げ切りを成功させた。またこの日の山岳ポイントをすべて首位通過したことで、山岳賞でもトップに浮上した。ツール公式サイトに掲載されたカドリのコメントは以下の通り。
「僕たちは逃げを捕まえるためにすごく戦った。40km頑張って、追いついたんだ。途中では、シャバネルとテルプストラを警戒していた。彼らがアタックするのはわかっていたんだ。だから、シャバネルが加速したとき、すぐに追いかけた。その準備はできていたんだ。彼がそんなに調子よくないのに気づいたから、僕は単独で行った」
「サイモン・イェーツが戻ってくるのは避けたかった。彼は僕よりも優秀なクライマーだから。シャバネルと一緒に走ったら、下りで引き離されるのもわかっていた。そこが彼の長所だから」
「ツール・ド・フランスのステージ優勝は最高だよ。去年のラルプデュエズでのクリストフ・リブロンのように、いつか自分も勝てると信じていた。チームの目標はステージ優勝だった。(山岳賞の)水玉ジャージはオマケだよ。本当にうれしい。これからもアージェードゥーゼル・ラモンディアルがまた先頭に立つのを願っているよ」
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