第6ステージのゴールスプリントで、今年のツール初勝利を挙げたアンドレ・グライペル(ロット・ベリソル)。
ここまでのスプリントステージでは同じドイツ人のマルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)の後塵を拝していたが、この日は混戦を制してツール通算ステージ6勝目をつかみとった。チームから発表されたグライペルのコメントは以下の通り。
「僕だけの勝利じゃない。特にチームのものだ。ここ数日、僕たちは批判されていた。でも、チームとしてステージ優勝できると信じ続けていたんだ。ここ何日かラルス・バクはたくさんの仕事をしていたし、勝利してみんなに感謝できるのはうれしいよ」
「僕たちは多少の再編成が必要だった。クラッシュ後、バルト・デクレルクは100%じゃないし、(リタイアした)グレッグ・ヘンダーソンはスプリントトレインで重要な選手だった。もちろん、ホッとしたよ。肩には少しプレッシャーがかかっていたんだ。でも、スポーツマンとしてそれに対処できないとね。今日、僕はバイクの上で答えを出したんだ」
「最後は混乱していた。ロータリーが多くてリードアウトを整えるのが難しかった。ラスト1kmでクビアトコウスキーがアタックすると、みんなけん制し合っていた。運よくカチューシャのポルセフがクリストフのために差を詰めたのは、僕にとって完璧なシナリオだった。早めにスタートを切ったけど、自分のテンポをキープできたんだ」
「僕にとって今シーズン13勝目だ。ヘント~ウェベルヘムのクラッシュは残念だったけど、ツールの調整はうまくいったんだ。今の調子はいい。これからはタフなステージを生き残ることが重要だし、可能性があるステージではもう一度トライするよ」
《》
page top