ツール・ド・フランス第4ステージは序盤から2選手がエスケープするが、その1人がフランスで人気の高い・ボクレールトマということもあり、後続の集団はタイム差を開かれないように警戒しながら終始ハイペースでレースを進めた。
途中、石畳の長い下りがあったり、ゴールまで20km地点の街は通り雨となり、濡れた路面や悪路にも関わらずさらにペースが上がる。選手たちはこの日も常に緊張感が絶えないレースを余儀なくされた。
ボクレールは集団に吸収され、最後はゴールスプリントに持ち込まれるが、ハイペースのレースでゴールスプリントに残った集団の人数はかなり絞られていた。ゴールを制したのはマルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)で、今大会3勝目を挙げた。
ヨーロッパカーのブライアン・コカールはこの日も5位に入り、逃げたボクレールとともにフランスに入ってすぐにチームの存在感をアピールできたレースとなった。
「今日はずっとペースが速かった。トマの逃げは捕まったというより、メイン集団の中でゴールスプリントに向けての位置取り合戦でペースが上がり、吸収された感じ。ラスト10kmは濡れた路面がとても危険で神経を遣ったから精神的に疲れた。今日はあまりいい仕事ができなかったし」と新城。
「明日は苦手な石畳だけど、怪我をしないように走りきるしかない」
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