教育の中にWay2GOプログラムを取り組む試みがされている南オーストラリア州。小学4年生から7年生まで(9~13歳)を対象に1995年にスタートしたプログラムで、恐怖心を取り除き、サイクリングを安全に楽しめるように考えられている。
これにはBicycle SAという団体が積極的にサポートを行っている。まずは講師/先生たちに、サイクリングの技術、道路のルールなどを教え、先生から子供たちに教えるためのリソースキットも準備している。
自転車に対する恐怖心などネガティブな印象を排除するためには、親やコミュニティーのサポートが不可欠だ。
◆自転車通学が45%というデンマーク
すでに多くの子供たちが自転車を楽しんでいるデンマークは、幼稚園でサイクリングのプログラムを積極的に取り入れ、子供たちがこのプログラムを受講しているのが現状。
毎週特定の日に、幼稚園で自転車ゲームの日をつくる。実施するのは園内のみであり、自動車などの危険はない。子供たちは、友達の自転車をよけながら、バランス感覚を養う。当然のことながら小学校以上の子供たちの足は自転車が多いのだが、課題は、学校内の駐輪場問題だそう。
《豪州フォトグラファー さくら麻美》
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