国際ロードレースのツール・ド・おきなわが11月7日と8日に沖縄県名護市などで開催され、伊丹健治(ブリヂストン・アンカー)が総合優勝した。チームとして大会4連覇に挑んだEQA・梅丹本舗は、初日のタイムトライアルで宮澤崇史が首位から約1秒差の2位に入り、2日目の200kmロードレースに挑んだが、逆転できなかった。以下はチームによるレポート。
ツール・ド・おきなわのメインイベントである200kmロードレース。前半に大きな動きはなかったが、110kmを過ぎたあたりで15人による大きなエスケープが形成される。EQA・梅丹本舗からは福島晋一と菊池誠晃がこれに加わる。タイム差は9分にまで開く。
菊池と福島の2人を逃げ送り込んだEQAは、交互に活発な逃げを打ち、他チームを消耗させ、隙があれば単独の逃げ切りをねらう。しかしラスト20km地点で阿部嵩之(シマノレーシング)と伊丹の逃げを許す展開に。
最後は伊丹が阿部との一騎打ちを制し、ステージ優勝するとともに総合優勝を果たす。
EQAは福島晋一、清水都貴、中島康晴がそれぞれ3、4、5位となる悔しい結果に終わるも、大いにレースをつくる展開に悔いはなかった。
EQAの浅田顕監督のコメント
「チームは全員絶好調でスタートを切った。福島晋一、菊池誠晃をエスケープに送り込むのも作戦通り。その後2人交互に集団にゆさぶりをかけてのセレクションを敢行させたが、私の判断ミスで実行指示のタイミングが早すぎた。チームは勝てる状態だったので非常に悔いが残るが、幸いチームとしてレースを作れた点は今後の経験につながるだろう。次週の最終戦・熊本国際ロードでは勝利を収めてシーズンオフを迎えたい」
●第2ステージ男子チャンピオンレース 200km結果
1 伊丹健治(ブリヂストン・アンカー)
2 阿部嵩之(シマノレーシング)
3 福島晋一(EQA・梅丹本舗)
4 清水都貴(EQA・梅丹本舗)
5 中島康晴(EQA・梅丹本舗)
●総合優勝
1 伊丹健治(ブリヂストン・アンカー)
《編集部》
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