
JRAは21日、第42回マイルCS(GI、京都芝1600m)の枠順を発表した。
連覇を目指すソウルラッシュは8枠17番、安田記念の勝ち馬ジャンタルマンタルは7枠15番、ヴィクトリアマイル勝ちのアスコリピチェーノは3枠5番から発走する。
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■ロングラン開催の昨年を除けば内枠が安定
京都で行われた過去10年で見ると、最多4勝を挙げているのが8枠で【4.1.1.23】勝率13.8%、単勝回収値130をマーク。続くのは1枠【2.2.0.16】と3枠【2.0.2.16】で勝率10.0%。ほかは6枠と7枠で1勝ずつを分け合っている。
昨年はロングラン開催によりBコースで行われ、7枠と8枠で馬券内を独占したが、今年は例年通りCコース。Cコースで行われた9回においては、1~4枠が【4.6.6.56】で好走馬27頭中16頭と半分以上を占める。一方、半分より外の枠は、8枠を除くと【1.3.2.54】勝率1.7%、複勝率10.0%にとどまる。今年は昨年ほど内が壊滅的になることはなさそうで、例年通り道中ロスを防いで走れる内めの枠が台頭する可能性は十分。
■人気サイドの8枠は鉄板級
京都開催の過去10年では1番人気の勝ち星がないが、5番人気以内が9勝2着9回を記録している本レース。1~5番人気を枠別で見ると、1~4枠【4.6.2.14】勝率15.4%、複勝率46.2%、回収値は単勝116、複勝102。5~8枠【5.3.2.14】勝率20.8%、複勝率41.7%、回収値は単勝179、複勝97と大きな差はない。
ただし5~8枠に関しては、8枠【4.0.1.2】と7枠【1.1.1.3】が底上げしている形。5枠と6枠は合わせて【0.2.0.9】と心許なく、外めの枠の人気サイドは外にいくほど安定感を示す。なお、8枠は勝率57.1%、単勝回収値538と鉄板級。ソウルラッシュの連覇を後押しする好データだ。7枠のジャンタルマンタルも悪くはない。
1~4枠に関しては、5番人気以内であればどの枠でも安定。基本的に差し決着になるが、逃げ・先行・追込と幅広い脚質から好走馬が出現しており、レースをしやすい枠と言えそうだ。アスコリピチェーノやガイアフォースは今回のメンバーの中なら自在性がある方なので内めの枠は歓迎。
6~9番人気を見ると、1~4枠【0.0.4.13】複勝率23.5%、複勝回収値112、5~8枠【1.1.1.20】複勝率13.0%、複勝回収値55と、やや力が劣る伏兵は内枠のほうが妙味あり。ウォーターリヒト、マジックサンズあたりは前哨戦からの巻き返しで3着に入り込むチャンスがありそうだ。
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