
総合格闘家の中村倫也は20日、自身のYoutubeチャンネルを更新。22日(日本時間23日)にカタール・ドーハにて開催される「UFCファイトナイト」で約9年ぶりのUFC復帰戦を迎える同門の堀口恭司とフライ級12位タギル・ウランベコフ(ロシア)の一戦に言及。対戦相手のウランベコフを分析し、試合の展開を予想した。
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■UFCのケージでは堀口の“足技”が生きる
4月からATTでトレーニングを積む中村は、同門であり“師”の堀口の一戦を予想した。
対戦相手のウランベコフについては、実際に会った印象として「身長デカ!フライ級か!?」と衝撃を吐露。ウランベコフの公式身長は170センチで、堀口とは7〜8センチほど差がある。フレームが大きい分、体型は細く「足とか、蹴られて大丈夫なのかな」というくらいだったと驚きを語った。
ファイトスタイルは「組みはもちろん、打撃もコンパクトにスイッチしたり、蹴りもバランスよく出せる」と総合力を評価し、特に得意とする組技については「ボディロックからのテイクダウンが好きな印象」との見解を示した。
試合展開については、スタンドでの堀口の“足技”に注目。「他の国にはもちろん、日本にもない。スペシャルな足の使い方は、UFCの場ではめちゃくちゃ生きる」と堀口の足技を絶賛。UFCのケージは足が滑りにくいため、サークリングや横の動きが得意な堀口の強みがより生きるだろうと期待を寄せた。
■勝敗は判定かKOで「堀口勝利」を予想
堀口の戦い方については「序盤からカーフとお腹を効かせて、しっかり効かせていく」と見込んでおり、「ウランベコフは組みに行きたくなるが、全然切れると思う。だからそのまま打撃で削って、テイクも混ぜて判定勝ちも、KOもある」と打撃を効かせた堀口の勝利を予想した。また、「初速のスピード感の違いは、もう絶対に明確に出るので。先手を取って、(打撃を)効かせて焦らせてリズムを狂わせる」と試合序盤の“スピード感”にも注目を促した。
なお、中村自身はウランベコフの実力を「上位トップ5とかトップ3に勝っても全然おかしくない選手」と評価しており、「ウラベコフを相手にこれ(勝ち方)が想像できるのが異常」だと勝ち筋が即座に想像できる堀口の“強者ぶり”を改めて強調した。
果たして中村の予想通りの展開となるのか。堀口のUFC復帰戦から目が離せない。
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