
今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指しているのが、ヤクルトの村上宗隆内野手と、巨人の岡本和真内野手。日本が誇る二大スラッガーの去就は、今オフの移籍市場における注目ポイントとなっている。
そんな中、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が18日(日本時間19日)に今オフのフリーエージェント(FA)市場に関する特集記事を掲載。その中で、村上と岡本に対しても熱い視線を送っている。
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■両者ともにポスティング手続きが完了
25歳の村上は、ヤクルトでの8年間で通算246本塁打を記録。2022年にはNPB史上最年少の22歳で三冠王に輝き、歴史に名を刻んだ。一方、29歳の岡本も11年のキャリアで通算248本塁打をマーク。巨人不動の4番として長く主軸を担ってきた。
米スポーツ専門局『ESPN』のパッサン記者は18日(同19日)、FA特集の中で「2人の日本人スラッガー」という項目を設け、両者を次のように評価している。
村上については、「25歳の左打者でトップクラスのパワーを持ち、国内外のFA選手と比べても見劣りしないポテンシャルがある」と高評価。「MLB入りする日本人野手として初の9桁契約を手にする見込み」とし、1億ドルを超える巨額契約が期待されている。
一方、岡本については「29歳の右打者で、パワーに加え、卓越した打撃センスと三振の少なさが魅力的」と評価。村上に比べて年齢面のハンデはあるが、短期契約での需要が高まる可能性を指摘している。
記事内では、一塁手の補強を検討している球団として、メッツ、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、パイレーツの5つが挙がっており、既存のFA市場の強打者たちと並んで、村上、岡本にも関心が集まっている。
両選手ともにすでにポスティング申請の手続きを完了しており、正式な交渉が可能な状況。日本が誇るスラッガーたちが、果たしてどのメジャー球団と契約するのか。今後の動向に注目が集まる。
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