
2025年のMLBはドジャースの2年連続世界一で幕を閉じ、話題の中心は移籍市場へと移っている。そんな中、今オフのフリーエージェント(FA)選手で最大の大物とされるのが、カブスのカイル・タッカー外野手である。
米老舗誌『スポーツ・イラストレイテッド』のニック・ジーグラー記者が4日(日本時間5日)、タッカーについての記事を掲載し、移籍先候補について報じている。
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■FA選手ランクでは堂々の1位に
タッカーはアストロズ時代の2023年に打点王に輝くなど、メジャー屈指の強打者としての評価を確立し、24年オフにトレードでカブスに加入した。今季は136試合に出場し、打率.266、22本塁打、73打点、OPS.841を記録。9月にふくらはぎを痛めて故障者リスト(IL)入りしたものの、走攻守にわたって貢献した。
そんなタッカーは今オフにFAとなっており、移籍の可能性が取りざたされている。MLB公式サイトが掲載した最新のFA選手ランキングでは、レッドソックスのアレックス・ブレグマン内野手を抑えて1位に輝いている。
米老舗誌『スポーツ・イラストレイテッド』が4日(同5日)に掲載した記事では、タッカーの移籍の可能性について論じており、移籍先の候補としてドジャースとヤンキースを挙げている。
ドジャースは、昨オフに加入したマイケル・コンフォート外野手が打率.199と不振で、今オフにFAを迎える。テオスカー・ヘルナンデス、アンディ・パヘスに並ぶ外野手のレギュラークラスの確保が求められており、かねてよりタッカー獲得の可能性が報じられている。
そして記事内で競合として挙がったのがヤンキースで、今季29本塁打、98打点をマークしたコディ・ベリンジャー外野手がFAになることから、タッカー獲得に舵を切る可能性を指摘。ドジャースを最有力候補と記しながらも、「タッカーの獲得はニューヨークにとって理にかなっている」と述べている。
メジャー屈指のオールラウンダーとして名高いタッカーだけに、外野手が補強ポイントの強豪チームが、28歳に照準を合わせることも考えられる。ドジャースとヤンキースが候補として挙がる中、移籍市場の大物は新天地を求めるのか。
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