
イタリア・セリエAのペルージャは29日(日本時間30日)、レギュラーラウンドの第3節でホームでのパドヴァ戦に臨み、3ー0でストレート勝ちを収めた。これでチームはリーグ唯一の開幕3連勝をマーク。前回の3位から単独首位へと浮上した。
ペルージャでプレーするバレーボール男子日本代表の石川祐希は2試合ぶりに先発出場。第1セットでセットポイントを決めるなど6得点を記録しチームの3連勝に貢献した。
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■古巣パドヴァ戦でスタメン復帰
前回のチヴィタノーヴァ戦では第2セットから途中出場し、要所で9得点を挙げた石川。この日の古巣パドヴァ戦では開幕戦以来のスタメン出場を果たし、チームの3ー0(25ー15、25ー16、25ー21)の勝利に貢献した。
石川は第1セット序盤でアタックでリードを広げたほか、パイプ攻撃でセットポイントを決めるなど要所で活躍。第3セットではシモーネ・ジャネッリが上げたトスをストレート、クロスと決めて連続得点をマークした。
Vittoriaaaaaa!😎😎
🏐 Sir Susa Scai Perugia – Sonepar Padova 3-0 (25-15, 22-16, 25-21)#BlockDevils #superlega pic.twitter.com/BlrnrcSlB4
— Sir Safety Perugia (@SIRVolleyPG) October 29, 2025
第3セットでは21ー21とセット終盤に追い上げられるも、最後はこの試合でサービスエース10本を決めるなど圧倒的なパフォーマンスを見せてMVPに輝いた両チーム最多19得点のオレフ・プロトニツキが連続得点をマークし勝ち切った。
■「もっと頑張らないと」と自身の改善点に言及
ペルージャ公式サイトは石川のプレーについて「(第1セットで)2本のセットポイントを防がれた後に、日本人アタッカー(石川)がパイプ攻撃でセットを締め括った」と称賛。ほかにも試合の主役となったプロトニツキの脇を固める役割を果たしたと位置付けた。
石川は試合後のインタビューで自身の改善点に言及。第3セットでは「かなり押されてしまった。集中力が少し切れてしまった」と振り返り、「サーブももっと練習しないといけないし、今日のブロックや守備には改善の余地があった。だからもっと頑張らなければいけない」とストイックに語った。
第4節は11月1日(同2日)にアウェーでモデナ戦が行われる。
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