
ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、今季のワールドシリーズ開幕を翌日に控え、敵地ロジャースセンターで報道陣との会見に応じた。
多くのメディアに混ざって大谷に直撃取材を敢行したのは、ロイヤルズの主砲ビニー・パスカンティーノ内野手。今季大谷と対戦し、キャリア最速タイの101.7マイル(約163.6キロ)を投げ込まれたシーンを振り返り、会見場の爆笑を誘っていた。
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■大谷翔平「君は良い打者だからね、仕方なく」
多くの報道陣でごった返す会見場で大谷の目の前に現れたのは、オールバックに髭をたくわえたパスカンティーノ。メジャー4年目の今季は160試合に出場し、打率.264、32本塁打、ア・リーグ3位の113打点と活躍。一流選手の仲間入りを果たした一塁手だが、2023年にはイタリア代表としてWBCの出場経験も持つ。
日本代表戦では大谷とも対戦し、102マイル(約164.1キロ)のフォーシームで空振り三振に。そして、今季6月28日(同29日)にはロイヤルズの主砲として再戦し大谷からキャリア最速の101.7マイル(約163.6キロ)を投げ込まれ、二ゴロ併殺打に打ち取られた。
パスカンティーノは「WBCで対戦したよね。それと、今年はカンザスシティでも」と切り出すと、大谷も気づいた様子。「なんで君は僕に対してあんな剛球を投げ込むんだい?僕が嫌いなのかい?」とまくしたてると、大谷も「君は本当にいい打者だからね、仕方なくだよ」と通訳を通して返答し満面の笑顔を見せた。
大谷は、メジャーではパスカンティーノと通算4打席対戦して4打数1安打1三振となっている。
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The two fastest pitches Shohei Ohtani has ever thrown were both to Vinnie Pasquantino … two years apart.
Naturally, Vinnie had to find out why. pic.twitter.com/EUyTvtw8OW
— MLB (@MLB) October 23, 2025



