
7日に阪神競馬場で行われる第39回セントウルステークス(GII、阪神芝1200m)には、2023年のスプリンターズS勝ち馬ママコチャ、昨年の本レース勝ち馬かつ重賞5勝の実績馬トウシンマカオ、一昨年の本レースを制したテイエムスパーダらが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【セントウルステークス2025予想/危険な人気馬】スプリントGI勝ちでも敗れた“産駒への懸念” 前哨戦でポカもあり「軽く扱いたいシーン」
■夏稼働馬vs.始動戦組の構図がくっきり
サマースプリントシリーズの最終戦として施行される本レース。その背景もあり、北九州記念やCBC賞、アイビスサマーダッシュ組から複数頭の好走馬が出現している。今年はテイエムスパーダ、ウイングレイテスト、ヨシノイースターらに優勝の可能性が残されており、陣営の勝負気配にも注目。
・北九州記念【2.3.3.40】・京王杯SC【2.0.0.2】・高松宮記念【1.1.0.2】・チェアマンズSP【1.1.0.0】・安田記念【1.0.1.5】・キーンランドC【1.0.0.3】・ヴィクトリアマイル【1.0.0.3】・ニュージーランドT【1.0.0.0】・CBC賞【0.2.1.13】・アイビスサマーダッシュ【0.2.1.8】・関屋記念【0.1.0.3】・安土城S【0.0.1.1】・シルクロードS【0.0.1.1】・NHKマイルC【0.0.1.1】・鞍馬S【0.0.1.0】
もうひとつ、本レースは“スプリンターズSの前哨戦”という顔を持つ。前走春競馬から始動戦を迎える馬が勝ち切るケースは珍しくなく、実績馬の鉄砲駆けは要警戒と言えるだろう。昨年ワンツーフィニッシュを決めたトウシンマカオ、ママコチャがその代表格だが、特に前者は【2.0.0.2】勝率50%の前走京王杯SC組に該当。同じ臨戦過程となるカンチェンジュンガと合わせてノーマークは禁物か。
■アブキールベイはキャリア不足がネックに
北九州記念3着から臨むアブキールベイも人気馬崩しを虎視眈々と狙う1頭だが、こちらは3歳牝馬である点が引っかかる。過去10年の本レースで3歳牝馬は1頭も勝利がなく、昨年は1番人気のピューロマジックが13着と大敗。キャリアの差に秀でた古馬との比較で分が悪い印象は否めない。
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