
米メディア『シアトル・スポーツ』は14日(日本時間15日)、「ローリーが語る『トレード期限後、マリナーズプレーオフ進出への挑戦』」と題した動画を投稿。現在、両リーグトップの45本塁打を記録しているカル・ローリー捕手のインタビューを公開した。
過酷なポジションをこなしながら、歴史的なペースでアーチを量産し続ける28歳。扇の要の素顔に迫っている。
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■「ルーティンに縛られすぎないこと」
『シアトル・スポーツ』の取材に応じたローリーは、「選手はシーズンを通して常に進化している。時にはルーティンを減らしたり、増やしたり、微調整が必要だね。身体やメンタルの状態で変える。毎晩7時に試合に集中できるようにするのが大事だよ」と、日々の取り組みについて語った。
準備で絶対に欠かせないポイントを問われると、「捕手はルーティンに縛られすぎないことが大切」と柔軟な姿勢を覗かせる。各先発投手のスケジュールやミーティングに合わせて動くため、臨機応変に対応しなければならず、決まった動きやゲン担ぎにこだわり過ぎてはいけないという。
自身の打撃に関しては「最近、良い球を逃してると感じていた。(昨日バットを短く持ったのは)スイングをコンパクトにして、コンタクト率を上げたいから。ツーストライクになる前に良い球を捉えたい。状況や対戦投手によるけど、最近はそれで調整している」と明かしたが、語った多くはチームの先発投手に関する話題で、あくまで捕手の仕事が最優先の様子。
夏場の過酷なスケジュールでマスクを被り、アーチも量産。ローリーは「暑い環境で育ったから、暑さ自体は慣れている。水分補給して栄養も取っておく。特別なことはあまりないよ」と話す。メジャーデビューから5年、故障を抱えても試合に出続ける屈指のタフさも魅力の一つだ。
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