
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は9日、神奈川県の横浜BUNTAIで女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング11位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦。ゲームカウント1ー3で敗れて準々決勝進出を逃した。
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■欧州大会にも意欲
橋本はワイルドカードで自身初のチャンピオンズ出場となったなか、1回戦で鄭怡静(台湾)にストレート勝ちで突破。迎えた世界女王との大一番ではサービスエースから始まった第1ゲームに5連続ポイントなどで波に乗り11-6で奪取した。しかし、第2ゲーム以降に攻守において隙のない戦いを見せた孫穎莎に押し込まれた。第4ゲームは10連続失点を喫するなど、1-11で落として金星はならなかった。
橋本は試合後に「1ゲーム目やった時にチャンスはあるんじゃないかなと思っていた」と期待感はあったとしつつも、「自分が得点できていた部分が全く通用しなくなった」、「自分が手詰まりになってなにをしていいか分からなくなった。それは悔しい」と主導権を握られたことを悔やんだ。
それでも、橋本は自国初開催となった最高峰の舞台に初出場を果たし、1回戦では台湾のエース・鄭怡静を翻弄し、2回戦でも絶対女王の孫穎莎から1ゲームを奪うなど奮闘した。
橋本は「中国トップの選手と試合ができたので良かった」と満足感を示しつつ、次の「ヨーロッパ・スマッシュ」に向けて、「次のスマッシュの戦いもトップの選手が揃う戦いなので、ひとつでも勝って自分の世界ランキングをひとつでも上げられるように頑張りたい」と意気込んだ。
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