
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)に新たな対戦相手候補が浮上か。その相手とは、現WBC世界スーパーフライ級王者のジェシー・ロドリゲス(米国)。元IBF・WBO世界フライ級統一王者でもある2階級制覇王者が井上との対戦について言及したと、米複数メディアが報じている。
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■21勝(14KO)無敗の25歳が井上との試合に言及
7月19日に現WBO王者のプメレレ・カフ(南アフリカ共和国)との王座統一戦を控えたロドリゲスは、階級転向をする前に統一王者になりたい考えを明かし、井上との対戦については「あと1、2年で実現すると思う」と米メディアに語った。
『FightHype.com』のインタビューによると、ロドリゲスはモンスターのホームでの試合を熱望しており、「日本で試合をできたらすごくクールだと思うよ。僕は日本の大ファンだから、日本のファンの前で試合をできたら最高だよ」とコメントしたという。
米リング誌電子版は「ロドリゲスはイノウエにホーム・アドバンテージを与えることになんの抵抗も感じていない」とし、「彼はこの対決のためなら世界の反対側まで遠征する覚悟があるファイターに見える」と25歳の王者の気概を評価。
一方で、米専門メディア『BOXING NEWS 24/7』は「イノウエは1、2年後も122ポンドで戦っているだろうか」と、井上がフェザー級に階級を上げる可能性を指摘。井上が中谷潤人とのドリームマッチを制し、ロドリゲスが115ポンドでベルト統一に成功すれば2026年か27年に「二人の素晴らしい戦士が対戦することになるかもしれない」と、期待感をつづった。
ロドリゲスの戦績は、ここまで21勝(14KO)無敗。2017年3月にプロデビューを果たすと、2022年2月にカルロス・クアドラス(メキシコ)を下してWBC世界スーパーフライ級王座を獲得。2023年4月にはフライ級に階級しここまで無敗でタイトル防衛を続けている。果たして将来有望な25歳との対戦は実現するのか。今後の活躍からも目が離せない。
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