
カブスの鈴木誠也外野手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「3番DH」で先発出場。5打数1安打1打点の活躍で4-3の勝利に貢献した。
これで鈴木は今季出場51試合目にしてメジャー50打点一番乗り。カブス史上9人目の最速記録で打点を積み重ねており、メジャー4年目にして進化の跡を見せている。
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■日本選手3人がナ・リーグ首位
鈴木は1死満塁で迎えた3回の第2打席、相手先発ヘルマン・マルケス投手の初球のナックルカーブを強振すると、左前への先制適時打に。この日ドジャースの大谷翔平投手が20号一番乗りを果たしたが、同級生の鈴木も50打点一番乗りを果たした。
MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のXで出場51試合目で50打点に到達した鈴木に注目。1920年以降でカブスの選手として史上9人目の記録だとし、2001年に出場160試合で160打点を挙げたサミー・ソーサら偉大なレジェンドに肩を並べた。
メジャー4年目で指名打者としての起用が主ななか、鈴木は打率.272、14本塁打、50打点、OPS.898を記録しており、カブス打線の中心を担う。このまま怪我なく稼働できれば2023年の自己最多74打点を上回ることは確実で、松井秀喜がヤンキースで2005年に記録した116打点や、大谷がドジャース1年目の昨季マークした130打点といった歴代日本選手の最高を更新する可能性もある。
大谷が本塁打王争いをけん引し、千賀滉大投手と山本由伸投手が防御率争いを演じるなか、ナ・リーグ打点王争いで首位に立つ鈴木。メジャー屈指のスラッガーに変貌を遂げる30歳が、2025年にどのような成績を残すかは注目となる。
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