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卓球の「シンガポールスマッシュ2025」は5日、女子シングルスの2回戦が行われ、上位進出が期待されていた日本選手が各試合で奮闘を見せた。
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■早田、大藤とともに8強狙う
世界ランキング8位の伊藤美誠(スターツ)は同60位のチャン・モー(カナダ)相手に第1ゲームを接戦の末に11-13で落とす展開に。それでも終盤に抜け出した第2ゲームを奪取すると、再びデュースとなった第3ゲームを今度は16-14で取り返した。第4ゲームも立ち上がりに3連続、中盤にも4連続ポイントでそれぞれ試合を優位に運んだ伊藤がゲームカウント3-1で3回戦進出を決めた。
世界ランキング6位で優勝争いも期待された張本美和(木下グループ)だが、同30位の何卓佳(中国)相手に序盤から球質に合わないシーンが見られるなど大苦戦。流れを戻せないままストレートで敗れた。また、同17位の木原美悠(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)相手に立ち上がりにリードするなど奮闘を見せたが、徐々に世界女王の総合力に押し切られ、ゲームカウント0-3で敗退した。
この結果、女子シングルスでは伊藤に加えて早田ひな(日本生命)、大藤沙月(ミキハウス)が3回戦進出を決めており、6日に3選手がベスト8行きをかけた戦いに挑むことになる。
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