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歴史的な電撃トレードでマーベリックスからレイカーズに移籍したルカ・ドンチッチが4日(日本時間5日)、ロサンゼルスで入団会見に出席。トレードを聞いた瞬間について「本当にショックだった」と本音を吐露するとともに、新天地でプレーする喜びなどを語った。
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■「LAには海がある」と喜ぶ
アンソニー・デイビスと入れ替わる形でレイカーズに加わったドンチッチ。NBAが誇る25歳のスーパースターのトレードは世界中に衝撃をもたらした。
ニュースを聞いて驚いたのはファンだけでなく、ドンチッチ自身にとっても寝耳に水だった。「4月1日(エイプリルフール)じゃないか確認しなきゃいけなかった。最初は本当に信じられなかった。大きな衝撃だったし、自分にとって辛い瞬間だった。ダラスは僕の故郷のようなものだからね。最初の日は本当にきつかった。ここ48時間がまるで1カ月のように感じたよ」と心境を明かした。
それでも「これは私にとって新たなスタートだ。LAでプレーできるし、ファンは素晴らしい。何よりここには海もある。それはすごく大きなことだよ。本当にここに来られてワクワクしている。最高のチームであるレイカーズでプレーできるんだからね」と笑った。
■コンディションへの懸念を否定
すでに“キング”レブロン・ジェームズからも電話をもらい、加入歓迎のコメントを伝えられたという。「ジェームズとプレーすることは、まさに夢が叶ったようなものだ。ずっと彼を尊敬してきたし、彼から学べることは本当にたくさんある。すべてを吸収して、一緒にプレーできるのが楽しみだよ。素晴らしい気分だね」と話し、共闘を待ちわびた。
ただ、ドンチッチはクリスマス以来、ふくらはぎの張りで戦線離脱中。コートにいつ戻るか不透明な部分もある。コンディションや健康面に対する懸念が払しょくできず、マーベリックスは放出を決断したという一部報道もあるが、ドンチッチはこの点について「そのような噂は事実ではない」と否定。「(そう報道されることが)逆に今後のモチベーションになる」と話し、見返すことに意欲を見せた。
レイカーズは今後、40歳レブロンの代わりにドンチッチ中心のチーム作りを推進することが確実視されている。また、チームとしては、デイビスを放出したことで守備力の低下も懸念されている。八村塁を含め、どのように既存メンバーと融合していくのか注目だ。◆ドンチッチがトレード要員になった理由は…… 「彼では優勝できないという判断」元ウォリアーズGM、フロントからの信頼感欠如を指摘
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