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卓球の「シンガポールスマッシュ2025」は4日、女子シングルスの2回戦が行われた。上位進出が期待される日本選手たちが奮闘を見せている。
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■張本美、伊藤らが2回戦へ挑む
第5シードで世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は、同40位のニーナ・ミッテルハム(ドイツ)と対戦。これまで国際大会で無敗を維持する相手に安定した立ち上がりを見せて第1ゲームを11-6、第2ゲームを11-3でそれぞれ奪取し王手をかける、迎えた第3ゲームは相手にリードする時間も与えたなか11-8で逆転し、2試合連続のストレート勝ちと好調を維持した。
また、同7位の大藤沙月(ミキハウス)は40歳のベテラン黃怡樺(台湾)との20歳差対決。序盤は互いに接戦を11-9、9-11で取りあったなか、第3ゲームから大藤が流れをつかむ。鋭い両ハンドに加えて、台上でのブロックなど守備でも強さを発揮した20歳が3-1で勝利して、3回戦進出を決めた。
勝利すれば大藤との同士討ちが実現したのが同12位の平野美宇(木下グループ)。同85位の朱雨玲(マカオ)との戦いとなったなか、第1ゲームを8-11で失うとカギを握ったのが第2ゲームで、デュースの末に13-15で落とし、王手をかけられる。第3ゲームでも反撃の糸口を見いだせないまま0-3のストレート負けで、日本人対決はお預けとなった。
この結果、早田と大藤が3回戦へ進出。初戦を突破している張本美和(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)、木原美悠(木下グループ)の3選手は5日に2回戦を戦うことになる。
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