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ドジャースのブランドン・ゴームズGMが先日、米紙『ニューヨーク・ポスト』のポッドキャスト番組に出演。今オフも大物選手を次々獲得しているが、さらなる補強について「ないとは言えない」と発言し、ライバル球団を震えあがらせた。
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■「引き続き選択肢を探っていく」
28日(日本時間29日)には抑えのカービー・イエーツ投手を獲得したドジャース。サイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手を皮切りに、今オフはマイケル・コンフォート外野手、佐々木朗希投手、タナー・スコット投手ら注目選手を次々と補強。
テオスカー・ヘルナンデス外野手との再契約にも成功し、残るはレジェンド左腕クレイトン・カーショー投手との再契約を残すのみと誰もが思っていたが……。
『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者とジョエル・シャーマン記者に対し、ゴームズGMは「カーショーとは連絡を取り合っている。我々の気持ちは伝わっていると思う」と話し、再契約に自信を見せた。
その上で「だからと言って、さらなる補強が『絶対にない』とは言えないですね。戦力アップを図るために選択肢を探っていく姿勢は、これまでと変わりません」と話し、スター選手獲得の余地がまだあることを示唆した。
■「ライバル球団は震えあがる」
このコメントを受けて、米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』は、「積極的な補強を進めるドジャースがいる限り、誰も油断できない。ゴームズGMのコメントは、フロントの発言としては特に目新しいものではない。しかし、『ないとは言えない』と発言したのがドジャース幹部と知れば、ロサンゼルス以外のファンは、その言葉に震えあがるしかない。彼らは新たな契約を成立させるために、今後も資金を投じる可能性が十分にあると考えられる」と指摘した。
そして「フリーエージェント(FA)市場はもう枯渇していると思われがちだが、それはまったく当てはまらない。なぜなら、FA市場にはまだ多くの実力者が残っているからだ。アンドリュー・フリードマン編成本部長とゴームズGMは、世論(ドジャースの独り勝ちに対する批判的な空気)など気にしていない。彼らはいつでも獲得に乗り出す準備ができている」と記した。
大型補強は続くのか。まだまだ目が離せないようだ。
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