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卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は25日、男子シングルスの準々決勝が行われ、松島輝空(木下グループ)は曽根翔(T.T彩たま)と対戦。4ー2で勝利し準決勝進出を決めた。
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■前日は昨年4強の吉村を下しベスト8へ
松島は前日の6回戦で昨年ベスト4の吉村真晴(SCOグループ)を4ー1で退けて8強入り。前日に松平賢二(協和キリン)の棄権で勝ち進んだ曽根との対戦を迎えた。
第1ゲームは曽根が立ち上がりを支配する形で松島を攻め立て、3-11で曽根が先手を打つスタートとなる。第2ゲームは互角の入りとなったなか松島がロングサービスやバックでのラリーで点数を重ねる。最後もバックで曽根のミドルをついた松島が11-7でこのゲームを奪う。
第3ゲームは序盤松島がリードを奪ったなか、曽根も攻撃的な姿勢を崩さず中盤以降に連続ポイントで松島を逆転する。しかし、松島も鋭いフォアを連続で決めるなど曽根に追いつき、デュースの末に12-10でリードを奪う。
第4ゲームも互いにしのぎを削るラリーは続き、5-5の同点となる。松島は6-5からサービスエースで2点差をつけるが、曽根もサービスを取り切り終盤へ。先にゲームポイントを掴んだ松島は、11-8でこのゲームも奪い王手をかける。
第5ゲームは後のない曽根が積極的に前に出る立ち上がりのなか、松島の勢いを封じ6-11でものにする。第6ゲームは互角の入りのなか5-5からの2つのラリーを制した松島がリードを奪う。マッチポイントを奪った松島が11-8でこのゲームを奪取し、ゲームカウント4-2で4強入りを果たした。
なお、谷垣佑真(愛工大)は岡野俊介(朝日大)との戦いを4-1で制しベスト4入り。5回戦で過去2度優勝の戸上隼輔(井村屋グループ)をフルゲームで下した21歳がノーシードからの4強入りを果たしている。
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