
メジャーリーグは25日(日本時間26日)から、今季の世界一を決めるワールドシリーズが開催される。ア・リーグ優勝のヤンキースは2009年以来、対するナ・リーグ覇者のドジャースは、4年ぶりの世界一奪還へ挑む。
米メディア『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者は23日(同24日)、シリーズの展開を予想し「ヤンキース優勢」の明確な根拠を示した。
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■「ここまで勝ち進んだこと自体が驚き」
同記者は、「ヤンキースが下馬評を覆し、ワールドシリーズでドジャースを制する短い理由」と題した記事を掲載。「全員が健康で出場可能なら、ドジャースには誰も勝てない。だからこそ、私は春季特集でワールドシリーズ優勝候補に選んだのだ」と前置きをした上で、改めて今シリーズの予想を述べた。
根拠はシンプルで、ドジャースは先発投手が3人しかおらず、ブルペンデーを導入せざるを得ない現状を指摘。「ヤンキースはフルメンバーで臨むのに対し、ドジャースのローテーションは、包帯を巻いて天に祈りを捧げながら成り立っている状態。選ぶべきチームは、明らかに優れているヤンキースだ」と断言した。
また、ナ・リーグのコーチ陣が明かした「(リーグ優勝決定戦での)メッツ相手にはブルペンデーが完璧に上手くいったかもしれないが、同じ脚本はヤンキースには通用しない」と、手厳しいコメントも引用。ここまで勝ち進んだこと自体が驚きだと切り捨てた。
デーブ・ロバーツ監督が指揮するドジャースは、過去のポストシーズンでもブルペン陣を多用した反動で敗退に至ったケースが散見される。満身創痍の状態で、万全のヤンキースを退けることが出来るのか。
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