【札幌記念/追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【札幌記念/追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」

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【札幌記念/追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」
  • 【札幌記念/追い切り診断】重賞ウイナーの実力馬に低評価「B」 伸びあぐねて新馬に見劣り「いかにも整っていない感」

第60回札幌記念(18日/GII、札幌芝2000m)には昨年覇者のプログノーシス、今年もBCターフへ向けての始動戦となるシャフリヤール、衰え知らずの8歳馬・ボッケリーニなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「チャックネイト」を取り上げる。

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■チャックネイト

【中間調整】高い能力はあるものの、気性面や体質の弱さがネックで出世が遅れていた存在。しかし昨年春に去勢手術を施すと復帰2戦目の六社Sでキングズパレス(のちに七夕賞2着など)らを下して条件クラスを卒業。続く重賞初挑戦のアルゼンチン共和国杯で0秒2差3着とさっそく重賞通用の走りを見せると、年が明けての初戦AJCCで接戦を制し重賞初勝利を果たした。それを考えれば前走・函館記念の0秒9差6着は案外だったが、58.5キロというハンデ、16頭立て15番枠という枠順の不利、そして札幌記念を見据えて仕上がり途上だったことを考えれば致し方なかったか。

その後は予定通り札幌記念へ。函館で在厩し調整が進んでいる。2週前の芝併せ馬で新馬に遅れ。これは馬なりで無理をさせていなかったものだが、1週前の芝併せ馬でも新馬に届かずの遅れ入線。これはしっかり仕掛けられながらも伸びあぐねたものだった。

【最終追い切り】レース当週はウッドで併せ馬。2歳1勝馬ソロモンの外を進んでの併走だったが、気迫不足なのか前進気勢に欠け、鞍上が終始おっつける形でなんとか馬なりの2歳馬と併走が成り立っていた感じ。最後は脚力の違いで抜け出しはしたものの、そこまでの鋭さはなかった。

【見解】本数自体はしっかりこなせているので体調は悪くなさそう。ただしどうにも前向きさ、気迫に欠け精神面でいかにも整っていない感がある。陣営は馬具の変更で対応を考えているようだが、それでどこまで。ここは見送る一手も考えておきたい。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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