
敵地でのフィリーズ戦に臨んだドジャースだったが、1-5で敗れた。「1番DH」で先発出場した大谷翔平投手も4打数無安打に封じられ、5試合ぶりに無安打に終わった。チームはこれで今季2度目の4連敗。メジャー全体で最高勝率を誇る強豪に対して、なす術がなかった。
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■指揮官「すべてにおいて負けた」と降参
プレーオフでの戦いを見据えた3連戦だったが、ナ・リーグ西地区首位のドジャースが、同東地区首位のフィリーズにスイープを食らった。
デーブ・ロバーツ監督は試合後、まさかの3連敗に意気消沈。「フィリーズは我々よりもはるかに良い野球をしているし、現時点で彼らは明らかに我々よりも良いチームだ」と話し、実力差を認めざるを得なかった。
「このシリーズは色んなことがうまくいかなかった。先発投手、守備、今夜は走塁でのミスもあった。そのほか状況に応じた打撃など、すべてにおいて我々は彼らに負けていた」と白旗をあげた。続けて「完璧な野球をしなければ勝てないと言うのは好きではないが、今はそういう感じがする。ミスを許容している余裕はない」と指摘した。
■フリーマン、まさかの3戦ノーヒット
今回の3連戦において10打数無安打に終わったフレディ・フリーマン内野手は「このシリーズではあまり良いプレーができなかった」と認めた。「これを別の言葉で言い換えることは難しい。打てなかったし、ほとんど何もできなかった。チームとしては、今回のことは忘れて、明日デトロイトに行ってシリーズを勝ち越せるように頑張るしかない」と前を向いた。
ドジャースは現在、ムーキー・ベッツ内野手やマックス・マンシー内野手らが負傷を抱えて離脱。投手陣でも山本由伸投手やタイラー・グラスノー投手らエース級が相次いで負傷者リスト(IL)に入った。この状態を受けて、MLB公式サイトは「ロサンゼルスは今後3週間、7月30日のトレード期限までに現在のロースターに加えて、さらに才能を注入する必要があるだろう」と訴えた。
オフの大型補強に成功し、意気揚々と船出した今季のドジャースだったが、ここに来て補強の必要性が明らかになってきた。トレード期限まで残り約3週間、どんな移籍が行われるのか注目だ。
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