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カブスの今永昇太投手は15日(日本時間16日)、本拠地リグレーフィールドで行われたカージナルス戦に先発。7回103球4安打無四球1失点6奪三振の好投で、今季7勝目を挙げた。
試合後には、米放送局『FOX Sports』の解説陣が今永を絶賛。「サイ・ヤング賞の最有力候補」と最大級の賛辞を贈った。
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■「最高の左腕のひとりだ」
今永は初回の立ち上がり、相手打線から2三振を奪う上々の立ち上がりを見せた。4回に長打と犠飛で1点を先制されたものの、その後も落ち着いた投球を続け、7回2死一、二塁のピンチではブレンダン・ドノバン外野手を外角低めのスイーパーでこの試合6つ目の空振り三振に。雄叫びをあげてガッツポーズ、地元ファンのスタンディングオベーションを浴びてマウンドを降りた。
中継を行った『FOX Sports』の解説者、元ドジャースのユーティリティ選手エリック・キャロス氏は「14回の先発(※実際は13回)で自責点が2点を超えたのは1回だけ、たった1回だけですよ。クレイジーだ」と興奮を隠しきれない様子。
同解説者の“Dトレイン”こと、元最多勝左腕ドントレル・ウィリス氏は「シーズン半ばだが、本当に傑出していたし課題を理解しているよ。ビッグゲームに向けてステップアップしている。目線の高さを変えるのがうまく、速球と同じ腕の振りでスプリットを投げる。彼は感情を込めて投げるから大好きだ。最高の左腕のひとり、サイ・ヤング賞の最有力候補だね」と、今永の投球を絶賛した。
今永はこの日、自身メジャー最多となる103球を投げ7回4安打無四球1失点6奪三振。米メディアが手放しで称える好投で今季7勝目を挙げた。今後の快進撃にも期待が膨らむ、圧巻のパフォーマンスを取り戻した。
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