【MLB】大谷翔平争奪戦に敗れたジャイアンツ、ドジャースを挑発か ミッキーマウスのプレゼントが「当てつけ」と見なされる理由は…… | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平争奪戦に敗れたジャイアンツ、ドジャースを挑発か ミッキーマウスのプレゼントが「当てつけ」と見なされる理由は……

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【MLB】大谷翔平争奪戦に敗れたジャイアンツ、ドジャースを挑発か ミッキーマウスのプレゼントが「当てつけ」と見なされる理由は……
  • 【MLB】大谷翔平争奪戦に敗れたジャイアンツ、ドジャースを挑発か ミッキーマウスのプレゼントが「当てつけ」と見なされる理由は……

ジャイアンツは18日(日本時間19日)、6月30日(同7月1日)に本拠地オラクル・パークで行われるドジャース戦を「ディズニーランド・デー」と銘打って開催することを発表した。先着1万5000人のファンに「ミッキーマウス・イヤー・ハット」をプレゼントするという企画だが、これが思わぬ波紋を広げている。

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■「エンゼルス戦でやるべき企画」

大谷翔平投手、山本由伸投手の争奪戦で連敗したジャイアンツからの挑発か。「先着1万5000人のファンに「ミッキーマウス・イヤー・ハット」をプレゼントするという企画が、ドジャースファンの怒りを買っている。

実はミッキーマウスという表現は、北米スポーツ界では「楽勝」「簡単な相手」などという意味で使われる。例えば、優勝してチャンピオンリングを手に入れたとしても、その大会のグレードや意義に疑問符が付けば「ミッキーマウスリング」と揶揄され、正当に評価されないこともある。

ジャイアンツ側の真意は不明だが、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は「ドジャースに対する当てつけと見なさないのは難しい」と指摘。その理由として「普通に考えれば、ディズニーランドと同じアナハイムに本拠地を置き、かつてはディズニーが所有していたエンゼルスと対戦する時に、このディズニーランド・デーを開催した方が理にかなっているだろう」と疑問を投げかけ、今回の企画を挑発と受け取った。

■コロナ禍で生まれたスラング

なぜミッキーマウスという言葉が、対戦相手や大会を軽んじる意味になったのか、それは新型コロナウイルスが関係している。

感染が拡大した2020年、変則開催となったNBAはウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ州オーランド)で、バブル方式(隔離態勢)によりプレーオフを開催。結局、ドジャースと同じロサンゼルスを本拠地とするレイカーズがファイナルを制したが、隔離生活を強いられながらプレーした選手たちからは「誰だってミッキーマウスの家で3カ月も過ごしたくない」「まるで刑務所だよ」とストレスを訴える声が多くあがった。

その結果、この19-20年シーズンを通常のシーズンと同一には評価できないという空気が生まれ、開催地にちなみ「ミッキーマウス=価値の低い大会」というスラングが誕生したと言われている。

そして、20年シーズンはメジャーも試合数を少なくして開催。その中でワールドシリーズ(WS)を制覇したのがドジャースだが、この世界一も「ミッキーマウスリング」と冷ややかな目で見られている。

ドジャースは11年連続でポストシーズンに進出しているが、世界一になったのは7回。一方、ナ・リーグ西地区のライバルであるジャイアンツは8回とドジャースを上回っている。ジャイアンツファンもその点を誇りにしており、ミッキーマウス企画は大谷、山本の争奪戦に敗れたジャイアンツがマウントを取ろうとしたのか。ライバル対決の注目度が上がったことだけは間違いない。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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