【女子ゴルフ】岩井明愛が10アンダー単独首位で2週連続Vに王手、2打差に初優勝狙う安田祐香 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2日目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】岩井明愛が10アンダー単独首位で2週連続Vに王手、2打差に初優勝狙う安田祐香 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2日目

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【女子ゴルフ】岩井明愛が10アンダー単独首位で2週連続Vに王手、2打差に初優勝狙う安田祐香 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2日目
  • 【女子ゴルフ】岩井明愛が10アンダー単独首位で2週連続Vに王手、2打差に初優勝狙う安田祐香 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン2日目

女子ゴルフの国内第29戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」(宮城県・利府ゴルフ倶楽部/6569ヤード、パー72)は23日、第2ラウンドが行われ、2週連続優勝を狙う岩井明愛が5バーディ、2ボギーの69で回り、通算10アンダーで単独首位に浮上した。2打差8アンダー2位に初優勝のかかる安田祐香、3打差7アンダー3位タイに西郷真央、申ジエ(韓国)、蛭田みな美がつける混戦となっている。

◆【実際の映像】2週連続Vに王手の岩井明愛、見事なリカバリーでバーディ奪取の14番の様子

■初優勝へ、安田が終盤スコア伸ばす

天候に恵まれたが、上位陣は前日のような伸ばし合いとはいかず、混戦模様がさらに色濃くなった2日目。

前半、トーナメントリーダーで出た明愛と蛭田は対照的なゴルフを見せた。明愛は1番、右手前2メートルにつけバーディ。単独首位に立つも、3番、5番ボギーで、蛭田に首位を明け渡す。蛭田はショット好調だが、決定的なチャンスが訪れず、パーセーブを続けた。

7番パー3で、明愛がピンハイからの長いバーディパットを決め首位に並ぶと、8番で明暗が分かれる。今大会ここまでノーボギーで来た蛭田は、このパー5でまさかのボギー。逆に明愛は2オン2パットのバーディでトップが逆転。明愛が2打差をつけ単独首位に立つ。

しかし、最難関の9番で蛭田が魅せる。手前約8メートルからのバーディパットを真ん中から沈め、値千金のバウンスバック。前半終了時点で、明愛8アンダー、蛭田7アンダー。西郷、申ら4人が2打差6アンダーで追う展開で、上位陣は後半へと向かった。

この間、バーディ量産で一気に上位進出を果たしたのが、7打差イーブンパー43位タイで出た竹田麗央。前半3バーディ、1ボギーで折り返すと、後半13番から4連続バーディ。この日のベストスコアとなる66で回り、通算6アンダーでホールアウトした。

上位陣は後半もなかなか伸ばせず、抜け出す選手が出てこない。そんな中、西郷が12番で右手前5メートルからバーディ。1打差7アンダー2位タイに浮上する。申がこれに続く。13番左奥から長いバーディパットを沈め、同じく2位タイに上がる。

最終組の明愛と蛭田はインに入ってパーを続けたが、12番で蛭田がパーオンできず、この日2つ目のボギー。4位タイに後退する。

14番パー5、明愛はティーショットを左へ大きく曲げるも、3打目でピンハイ2メートルにつけバーディ。蛭田もピン奥5メートルから決め、後半初のバーディ。さらに16番、明愛は右奥3メートルからのバーディパットを沈め、2位との差を3打に広げる。

この間、初優勝を狙う安田が上がってくる。前半イーブンで折り返し、後半12番、17番のバーディで、7アンダー2位タイに並ぶと、最終18番、3打目を手前カラーまで運ぶ。約3メートルのバーディパット、これを右縁からねじ込み、土壇場で首位と2打差8アンダー単独2位に浮上した。

最終18番パー5、明愛の2打目は直ドラ。だが、ボールは大きく右へ。救済を受けるも、ラフからバンカー越えのアプローチとなる。何とかグリーンに乗せるが、傾斜で戻され長いバーディパットを残す。これをうまく寄せてナイスパー。単独首位を守って2日目を終えた。

明日も天候に恵まれそうだ。明愛有利は動かないが、上位には誰が勝っても不思議ない実力者がそろった。2週連続優勝か、初優勝か、復活優勝か。目の離せない最終日となる。

■主な上位選手順位

上位選手の主な順位は以下の通り。

1位/10アンダー/岩井明愛2位/8アンダー/安田祐香3位タイ/7アンダー/西郷真央、申ジエ、蛭田みな美6位タイ/6アンダー/竹田麗央、勝みなみ、福田真未、稲見萌寧、穴井詩

青木瀬令奈、上田桃子、尾関彩美悠、仁井優花は5アンダー11位タイ。ささきしょうこ、岩井千怜、山下美夢有、金澤志奈、佐藤心結は4アンダー16位タイにつけている。

なお、有力選手のうち、佐久間朱莉、神谷そら、山内日菜子、川﨑春花、野澤真央、内田ことこ、小滝水音は予選落ちとなった。

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文●河野道久

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