【男子ゴルフ】「40代で3勝」進化を続ける“寡黙なベテラン”が、得意のセガサミーカップで連覇を狙う | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【男子ゴルフ】「40代で3勝」進化を続ける“寡黙なベテラン”が、得意のセガサミーカップで連覇を狙う

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【男子ゴルフ】「40代で3勝」進化を続ける“寡黙なベテラン”が、得意のセガサミーカップで連覇を狙う
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男子ゴルフツアー第11戦「長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップ」(北海道、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)が29日、開幕する。

本トーナメントには、現在賞金ランク1位の中島啓太、自身初の国内メジャータイトルを獲得した金谷拓実、関西オープンでプロ初優勝を飾った蟬川泰果、昨年の覇者である岩田寛、全米オープンで日本人最高の20位タイでフィニッシュした永野竜太郎など、国内のトップ選手たちが出場予定となった。

若手選手の活躍が目立つ昨今の男子ゴルフだが、ベテラン勢も負けてはいない。今季賞金ランキング3位につける岩田が、今大会も若手の壁として立ちはだかりそうだ。

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■オールラウンダーの岩田

岩田はここまで9試合を戦い、優勝1回、トップ10入りが3回、予選落ちが2回。40代に入ってから毎年優勝をしており、ベテランの技術が今の岩田のゴルフを支えている。

岩田のスタッツを見ると、バウンスバック率とイーグル率はともに80位タイと平均以下。しかし他のスタッツは全て平均以上というオールラウンダーとしての顔を持ち、ショットのバリエーションが豊富な選手である。なかでも狭いコースや風などに影響されやすいコースで力を発揮する。

今季中日クラウンズを制した際は、3日目に3ホール目でダブルボギーを叩いてしまうも、直後のパー3ではワンオンに失敗するも寄せワンのパーで切り抜けた。その後は大崩れすることなくバックナインへ。後半は5バーディ、ノーボギーという猛追を見せた。4日目はバーディを先行させ逆転に成功。特に終盤の17番では、左のバンカーから手前の土手でワンクッショさせてピンに寄せるアプローチを披露。同じ組で回っていた星野陸也も「あれは神業」と称賛した。

またメンタル面のコントロールもベテランらしさをだしている。中日クラウンズでは最終日の後半14番あたりから「めちゃくちゃキツかった」と胸中を吐露。しかし辛さや苦しさは全く見せず、終始ポーカーフェイスを貫いていた。

セガサミーカップの会場となるザ・ノースカントリーGCでは過去2勝と相性も良い。さらに円熟味を増したオールラウンダーの連覇達成なるか注目したい。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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