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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は25日(日本時間26日)、敵地でのコロラド・ロッキーズ戦に「2番DH」で先発出場し、4打数2安打1打点。3試合連続安打と3試合連続打点を記録したが、チームは3-4で競り負けた。
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■「おかげで野球が注目されるようになった」
チームは歴史的大勝の後に惜敗を喫したが、大谷への称賛は海の向こうイギリス・ロンドンからも届いた。この日まで、セントルイス・カージナルス対シカゴ・カブスによる「MLBロンドン・シリーズ」が開催されたが、同シリーズに帯同したアルバート・プホルスも大谷を絶賛だ。
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「ザ・マシーン」の愛称を持つアルバート・プホルス(2020年2月27日) (C)Getty Images
プホルスは昨季、通算703本塁打の記録を残し引退したレジェンド。大谷とも2018年から21年までともにプレーした。プホルスに対し大谷は「もちろん、すごく影響を受けてますし、あそまで長くやれる(22年間)とは何か秘密があると思う。それを身近で見られたということはすごく良い経験というか、光栄なことだったなと思います」とその引退に際してもコメント。
プホルスはロンドンにて「大谷はメジャーでも間違いなくトップ選手のひとり。やってきた2018年頃はまだメジャーに慣れていなかったが、今は力が抜けてよくなった。彼の活躍のおかげでアメリカでは野球がより注目されている。日本でも子供たちが野球を始めるきっかけになっているだろう」とMLBに欠かせない選手と強調した。
また、フィラデルフィア・フィリーズなどで活躍、通算382本塁打で2006年のMVPライアン・ハワードも帯同しており、「ショウヘイは別格の選手だ。パワーヒッターでありながらアベレージヒッターでもある、投手でもあるため、出し抜かれることもない。実際に打撃練習を見る機会があったが、簡単そうに打っていることに、畏敬の念を覚えたよ。彼は野球を超越し続けて行くと思う」と大絶賛を惜しまなかった。
かつてあのイチローも大谷ついて「世界一の選手にならなければいけないですよ。ピッチャーとして20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP取ったらバケモンですよね。でも、そう想像できなくないですよね」と絶賛。今季20勝は難易度が高そうだが、50本塁打は現在のペースで到達可能。まずはホームラン王獲得から、新しい伝説を打ち立てるのか。誰もが注目している。
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文●SPREAD編集部