
RIZIN初の北海道大会「RIZIN.43(ライジン43)」が24日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ第7試合「久保優太 vs. 木下カラテ」は、久保優太が判定2-1で勝利した。
◆【随時更新中】「クレベル・コイケ vs. 鈴木千裕」6月24日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧
■「フェザー級のチャンピオンに」
初代K-1ウェルター級王者・久保が、RIZINデビュー戦となった極真空手の世界大会2位・木下カラテを返り討ちにした。
試合は、殺傷能力の高いサウスポー同士の対戦。空手技からタックルを仕掛けるカラテだが、久保はこれを切る。カラテがテイクダウンを奪うと、久保はすぐに立ち上がる。第2ラウンド直前には、元妻のサラちゃんから「気を抜くな」の声が上がった。
第2ラウンドではカラテの右ボディなど鋭い打撃を久保が被弾する場面が増えて来くる。ガードが下がり顔面に被弾する久保と、ローキックに前足を削られてきたカラテ。両者消耗が見えるなか、木下がタックル。立ちたい久保と、寝技を決められないと見越して仕掛けたい木下だが、木下は腕を取られて試合は膠着。レフェリーがブレイクする場面も見られた。
最終ラウンドは、いきなりタックルを仕掛けたカラテ。しかし久保の打撃が炸裂する。久保は四つの攻防で、グラウンドに持ち込みたいカラテを消耗させる。互いに粘り久保からダウンを奪ったカラテは顔にヒザを入れるなど瞬き厳禁な激しい攻防が続く。サラちゃんが「まだ終わってないよ!」と叫ぶなか、15分間の死闘にゴング。
試合は判定2-1で、久保に軍配が上がった。その結果に、サラちゃんも笑顔と拍手で大喜び。
試合後、マイクを取った久保は「僕にとっては茨の道だが、サラちゃんにMMAで僕がもがいてる姿を一番に見てほしくて。MMAでも、トップどころに勝つ。見ててください。僕がこれからトップになって、フェザー級のチャンピオンになるんで。僕を見下してた奴ら、絶対に見返してやるから!」と堂々のチャンピオン宣言も飛び出した。
久保は2021年大晦日「RIZIN.33」でシバターに1ラウンド一本負けを喫し、試合後に八百長騒動へ発展。その後、約1年ぶりの復帰戦となった昨年11月「RIZIN LANDMARK 4」では、奥田啓介を相手に1ラウンド4分43秒、パウンドでTKO勝ちを収めていた。これでRIZIN2連勝、通算4戦2勝(1KO)2敗とした。
◆【実際の映像】久保優太がRIZIN2連勝! 瞬き厳禁、白熱の試合打撃戦
◆【随時更新中】「クレベル・コイケ vs. 鈴木千裕」6月24日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧
◆クレベル・コイケ号泣、体重超過で“王座剥奪” 鈴木千裕は「戦うだけ」とベルト奪取に意欲 前日軽量
文●SPREAD編集部
Some interesting exchanges so far…
[ #RIZIN43 | @FiteTV | PPV link in bio ] pic.twitter.com/2WQ2LWhv8i— RIZIN FF English (@rizin_English) June 24, 2023