24日にフランス・パリで開催される『Impact in Paris』で復帰戦に臨む武尊が15日、都内・目黒区にある志成ジムを訪れ、プロボクサーの井岡一翔と対談した。
井岡は同日に東京・大田区総合体育館で行われるジョシュア・フランコ（アメリカ）とのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチに挑む。昨年大晦日の統一戦で初のドロー判定となった対戦相手に、ダイレクトリマッチで“完全勝利”を狙う。
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■井岡「武尊は逆境に強いタイプ、ただただ勝ってほしい」
共通の友人を通して知り合ったという二人は、「お久しぶりです」と笑顔で握手を交わすと、雑談を交えた和やかな雰囲気で対談を始めた。井岡は「（同じ日に世界戦をする）こういうご縁があるとは思わなかった。一緒に頑張りたい」と久々の再会を喜んだ。
今回の世界戦について井岡は「ダイレクトリマッチ。覚悟を持って、一つの挑戦として挑む」とし、武尊は「K-1で、日本の中だけで戦ってきたので、アウェーで勝ってこそ価値があるのかなと思う」と両者とも負けられない試合に闘志を燃やした。
試合当日は、井岡のタイトル戦の約2時間後に武尊の復帰戦が予定されている。この試合のリレーについて井岡は「先に勝利して繋げたい」とし、武尊も「井岡さんから良いパワーをもらい、続けて勝ちたい」と互いへのリスペクトも込めつつ必勝を誓った。
武尊は初の海外での試合となるが「彼ならどこでも大丈夫。逆に、アウェーとか逆境に強いタイプだと思う」と海外での試合経験豊富な井岡は太鼓判を押し、1年ぶりの復帰戦については「ただただ勝ってほしい。初海外という新たな挑戦で、色んなことがあると思うがどんな状況でも、逆境に強い武尊らしく突き破ってほしい」と最大限のエールを送った。
井岡一翔 撮影：SPREAD編集部
井岡は武尊の試合をK-1時代から見ていたとし、「強い選手。KOが多くて華もある。ここぞというときにちゃんと倒す」とし、那須川天心と対戦した『THE MATCH』についても「全部見た。交流のある武尊に勝って欲しい気持ちはあったが、お互いにトップ同士のレベルの高い試合で、相手がサウスポーだったこともあり武尊のよさ、武尊の展開に持っていくのが難しい試合だった」と振り返った。
「同じ日に試合に勝って、お祝いにご飯に行きたい」と笑顔を見せた井岡。24日に控えた二人の戦いの行方に注目したい。
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文●SPREAD編集部
