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中日ドラゴンズ対千葉ロッテマリーンズの3連戦がバンテリンドームで行われる。中日はともに交流戦5勝6敗、ロッテは5勝6敗1分けと、ともに黒星が先行。ZOZOマリンスタジアムが舞台だった昨季は、ロッテが3連勝したが、果たして今季はどうなるか。
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■現役ドラフトとベテラン選手の対決に注目
中日の注目は細川成也。
現役ドラフトで加入した今季、ここまで54試合に出場して打率.330、6本塁打、32打点の好成績を残している。
交流戦に限ると11試合で打率.293、1本塁打、9打点とやや数字が落ちるが、前カードの西武との3連戦の最終戦から4番に座ると3試合連続安打をマークした。8日には6号本塁打&猛打賞と大暴れした。ここからもう一度、DeNA時代から期待されていたパワーを再爆発させてチームを勝利に導くことができるか。
一方のロッテは、角中勝也に注目したい。
プロ17年目の今季、ここまで出場29試合でスタメン15試合と出番が少なく、打率.254、1本塁打9打点という成績に甘んじている。
しかし、先週末の広島戦では第2戦、第3戦とスタメン出場し、2試合で7打数4安打1本塁打5打点と活躍。これにより、交流戦の通算成績の基準(600打数)をクリアして通算打率.337と、青木宣親(ヤクルト)の打率.330を超える歴代トップに立った。体調は万全。今カードでもベテランの技を披露することができるか。
現役ドラフトでブレーク中の細川と球団生え抜き17年目の意地を見せている角中。チームにとっても今季の交流戦勝ち越しへ向けて負けられない今カードで、「細川 vs. 角中」の対決が勝負の鍵を握りそうだ。
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提供●Baseball Times