【全仏オープン】加藤未唯組が混合複で初優勝、女子複失格騒動を乗り越え | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【全仏オープン】加藤未唯組が混合複で初優勝、女子複失格騒動を乗り越え

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【全仏オープン】加藤未唯組が混合複で初優勝、女子複失格騒動を乗り越え
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テニスの四大大会・全仏オープンは8日、パリのローラン・ギャロスで混合ダブルスの決勝が行われ、加藤未唯ティム・プッツ(ドイツ)組が初優勝を果たした。

◆【実際の映像】ローラン・ギャロスを感動で包んだ加藤未唯、ティム・プッツ組優勝の瞬間

■マッチタイブレークを制す

ビアンカ・アンドレースク(カナダ)、マイケル・ビーナス(ニュージーランド)組と対戦した加藤組は、第1セットを4-6で落としたものの、第2セットを6-4で取り返す。

セットカウント1-1からのマッチタイブレークを10-6で制し、急造ペアながら初優勝を成し遂げた。

アルディラ・スーチャディ(インドネシア)と女子ダブルスでペアを組んだ加藤は、4日に行われた同3回戦でマリエ・ブズコバ(チェコ)、サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦、ポイント間に打った球がボールガールに直撃し、これが失格処分となっていた。

当初は審判が警告としたが、対戦相手の異議後に判定が変更。その後、プロ選手協会(PTPA)が不当な判定との声明を出すなど、失格を巡る騒動の渦中にあった。

選手から多くの応援を受けたという加藤は決勝後のスピーチで「失格の後、メンタル的に難しい状況だった。心のこもった応援メッセージに感謝したい。そのポジティブなエネルギーをすべて使うことができたので、私は今日ここにいる。アルディラや、インドネシアのファンの方々に感謝したい。いつの日か、女子ダブルスのタイトルを獲得できるようベストを尽くす」と謝意を述べた。

そして「サラとマリエへ。アルディラと私はまたどこかで対戦し、素晴らしい試合ができることを願っています」と失格騒動の対戦相手ブズコバ、ソリベストルモに対してメッセージを送り、「最後にローランギャロスに対して、失格は残念だが、私は自分の異議に対してポジティブな結果を求めている」とランキングポイントや賞金の剥奪処分撤回を訴えた。

このメッセージについては、スポーツマンシップに則った素晴らしいスピーチと賛辞が集まる一方、失格処分を巡る一連の流れは、まだ先行きが見えないもどかしさが残された大会となった。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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