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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が1日(日本時間2日)、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「3番DH」で先発出場し、5打数1安打だった。期待された3試合連続本塁打は実現せず、打率は.267となった。重要なア・リーグ西地区同士の対戦は5―2でアストロズが勝利した。また、トレード期限の8月1日までちょうど残り2カ月となり、大谷の去就を巡る話題も活発化してきた。
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■アストロズに敗れ4位に後退
1回1死一塁、右腕ロネル・ブランコと対戦した大谷。初球スライダーを引っ張り、右前に運んだ。これで5月30日(同31日)のシカゴ・ホワイトソックス戦から続く連続試合安打を3に伸ばし、前日から4打席連続出塁とした。
このまま勢いに乗りたいところだったが、第2打席は空振り三振、第3打席も捕邪飛に倒れた。4打席目は二ゴロ、最終第5打席は空振り三振で、この日は5打数1安打に終わった。期待された16号アーチはお預けとなり、チームも敗戦。大事な同地区同士との4連戦の初戦を落としたエンゼルスは4位に後退した。
この日は勝敗や個人成績以外も話題にのぼった。8月1日のトレード期限までちょうど2カ月となり、各メディアは移籍予想を展開。最大の注目はやはり大谷で、「CBS Sports」は「MLBのトレード候補:大谷翔平やホワイトソックスのスター選手など期限までに移籍する可能性のある20選手」と題し、記事を公開した。
今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷は、以前から「勝てるチーム」でのプレーを希望しており、大谷との再契約を目指すエンゼルスにとって、チームがポストシーズン争いから脱落しないことが例年以上に重要となっている。
■楽観主義を捨て現実直視を
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エンゼルスの大谷翔平 (C)ロイター/USA TODAY Sports
同記事はエンゼルスに対して、プレーオフ進出の可能性とそこにリンクする大谷との再契約の可能性について冷静な判断をするように要望。「エンゼルスはポストシーズン進出を期待して大谷をキープし、結果を残して再契約につなげたいのだろうが、根拠のない楽観主義は効果的な長期戦略にはならない」と指摘。現実に目を向ければ、ワイルドカードでの進出を含めポストシーズンは厳しいと諭し、チーム再構築に向けて大谷のトレードを検討するように促した。
そして、「我々が言いたいのは、エンゼルスにはオープンマインドでいてほしいということ。電話が鳴ったら出るべき」と要望し、他球団との話し合いに応じるべきとした。記事は最後、大谷がフィットする可能性がある移籍先としてロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、サンディエゴ・パドレスの3チームを指名した。
また、『The Athletic』も「エンゼルスはトレードデッドラインで大谷を取引する必要がないことを願いながら、ペナントレースに残るために全力を尽くしている」と言及。しかし、「我々は彼らをア・リーグ西地区の4番手と見ており、プレーオフ進出は簡単ではない」とし、上位を目指すのは困難との見方を示した。
チームがペナントレースから脱落した場合、複数の若手有望株とのトレードが噂される大谷。果たしてどんな夏を迎えるのだろうか。残された時間は多くない。
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文●SPREAD編集部